【BLOG】ゲームの報告・ヘルスケアシステム

キュート 取締役社長の大迫です。

今回は発売延期となっていたゲーム「ナツキクロニクル」のご報告と、ヘルスケアシステムの二つの話題を書かせて頂きます。

キュート 取締役社長の大迫です。

今回は発売延期となっていたゲーム「ナツキクロニクル」のご報告と、ヘルスケアシステムの二つの話題を書かせて頂きます。

 

【 ナツキクロニクルについて 】

まずは、XboxOne 向けゲームについてご報告いたします。今回は具体的な内容ではないので、正式なプレスリリースという形態ではなくBlogでのお知らせとなります。

長らく発売を延期していたXboxOne向けタイトルの「ナツキクロニクル」につきましては開発継続を決定し、年末前後に発売をさせて頂きます。

具体的な発売日やご提供形態などについては、関係各所と検討中ですので、決まり次第のお知らせとなります。また、肝心のゲーム内容につきましては9月後半か10月頃から随時公開する予定です。

度重なる延期により、ご期待頂いた方々にはご迷惑をかけてまいりましたが
今後ともご注目頂けましたら幸いです。

 

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以下は通常のBlogです。

【 Quteヘルスケアシステム 】

ゲーム開発のアレコレは、発売後に少し書いてみようと思っています。
いまの状態でゲーム開発について書いても全く説得力がないので・・・。

そこで今回は弊社の「ヘルスケアシステム」の成り立ちや開発を行うことになった経緯を書いてみたいと思います。

ゲーム会社なのになぜ健康や医療?、と思う方がいるかもしれませんが、実はQute はゲーム以外の各種システム開発(よく”クラウドシステム”とか言われるようなもの)も、事業の大きな柱になっています。

弊社のヘルスケアシステムとは、心拍・血圧・運動量などなど、人体のさまざまな情報をサーバ(クラウド)に送信して保存、その保存されたデータをインターネット経由で、どこからでも閲覧できるようにします。

体の状態を遠隔地から管理することができるので、健康や医療の他にスポーツ能力の測定などでも利用することができます。

 

< 技術的コアが出来上がるまで >

元々、弊社では血圧を管理する小規模なシステムは開発していました。

しかしながら、2011年3月に起こった東日本大震災向けでボランティア開発した、血圧の遠隔監視システム『D-CAP』で大規模なヘルスケアシステムを開発することになりました。

大災害の直後は現地の医師の手が足りなくなるので、被害を受けていない遠隔地の病院が診療を支援できるようにしたシステムです。

このD-CAPは、震災発生後に自治医大 苅尾先生から「震災直後は循環器系の病気にかかる危険が増大する。何とか心血管疾患で死亡する人を減らさなくては!」との提言があり、これに賛同した各メーカが苅尾先生のもとに集結して、ボランティアで作ったものです。

自治医科大学循環器内内科学講座教授の苅尾七臣氏主導のもとボランティアで参加したのは、エーアンドデイ、Intel、パナソニック、菱洋エレクトロ、トッパン・フォームズ、アライヴと弊社Quteの計7社です

※ここら辺の正確な話はこちらが読みやすいです

弊社の役割は、PCとサーバ上のソフトウエア開発の全て。

各機材はボランティア企業が無償で用意、数百人の患者さんに配る血圧計(A&D製数百台用意!)だけでも膨大な費用になりますので、これらが有償だったらシステムは実現しなかったと思います。

なによりも、実際に患者さんに向き合い、監視して判断するお医者さん達が主導していなかったら実現しないシステムです。

このようなチームが、よくぞ弊社のような小さい規模の会社に声をかけてくれたなぁと、いまでも感謝しています。

メンバーの集結から関係者の皆さんが懸命に働き、弊社も開発担当者がちょと外では言えないような期間で開発を行ってくれて、震災発生の1か月半後に設置完了。

本来ならもっと早く設置すべきなのかもしれませんが、ザックリ考えても苅尾先生の要請、関係する医師・医療関係者の調整、開発企業の集結、必要機能の策定、開発、機材の準備、機能検証の各準備が必要です。

将来的には、災害が起こったらすぐ設置できるように一式を準備しておくべきなのかもしれません。弊社がそのような体力は持っていないことは私の力不足であり残念に思っているところです。

写真は設置時の様子です。実際には少し離れたホテルに宿泊できましたが、現地で迷惑をかけないように我が家の四駆に食料や医薬品など一式を積み込んでいきました。災害そのものの写真は控えます。

 

避難所となった体育館に設置

 

現地のお医者さんを囲んで打ち合わせ

 

イスラエル軍所属医療団が残していったプレハブで公立南三陸診療所が診療

イスラエルありがとうございます!

 

<ヘルスケアシステムの現在>

この震災直後に開発したD–CAP(災害時循環器リスク予防システムの略)は、現地の医師や自治医大やA&Dのご尽力で今でも稼働していて、多くの患者さんに接しています。(とある地域では年間の心血管イベントが激減=0!になったと聞いています)

さて、ボランティアで開発したとはいえ、弊社にはクラウドシステムを活用した遠隔監視システムのプログラムを含む様々なノウハウが残りました。

超短期間で開発したとはいえ、その後も改良を重ねてきましたし、8年以上稼働してきた実績から信頼性にも問題はありません。

現在では、この時の技術を核にして、大学や各業種の企業様から要望を受けてカスタマイズ開発を行っています。

たとえば、船舶の健康管理。
海上に出ている船員さんの健康を守るため、血圧や運動量、健康状態のアンケートなどを地上の医師が遠隔管理するシステムです。

アルコール検知なども加えれば、たぶんバスや航空機、トラックなどにも活用できるのではないでしょうか?

ほかにも、スマホでの体温管理や家庭用の健康管理ソフトウエアなど、東日本大震災時のノウハウを基にした様々な開発を行ってきました。

最初はボランティアで大きな費用を使いましたが、現在は弊社の技術の柱の一つとなってきています。

ボランティアを行う時は多少でも費用はかかりますので、どうしても企業体力がしっかりしていれば大きな貢献がしやすくなるという現実があります。

その意味からも、今後も社会貢献とお仕事がうまく回って行ければなと思っています。

 

<せっかくBlogの形なので個人的な話しも>

・個人的には、スポーツ選手のバイタルデータ管理を活用して、たとえば合宿先でも遠隔地の専門家がアドバイスできるようなシステムも作りたいなぁとか夢見てます。

・このようなことしてると、前職場の「企業は公器である」などの言葉を深いなぁとか思ったり・・。ありがたや。

・今回のボランティアには予算が必要で会社の安定に大きく関わるので全社員に相談したけど、即刻全員快諾してくれたのはサスガ!と思ったと自慢しておきます。

・現地に行って復旧前の様子に驚いたけど、じつは私の息子も災害初日から延々と海上での救助を頑張っており、親の私も少しはお役に立たねばと背筋をただしました。子供に支えられています。

・実は地震の影響でマイクロソフトの倉庫もストップで発売を延期したんだったな

 

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